親湯温泉は大正十五年創業の老舗旅館から始まり、 現在茅野と上諏訪に3店舗の旅館を経営しています。
蓼科親湯温泉の歴史:開湯400年とも1200年とも言われる温泉です。
戦国時代には、武田信玄が隠し湯として利用したと伝えられ、大正、昭和には多くの文人、歌人が温泉保養で蓼科親湯温泉に来館されました。
かつて、宿とは情報交換の場であり、地域文化の発信の場でありました。明治、大正、昭和史を彩るあまたの作家に束の間の休息とひらめきを与え多くの作品の源となった蓼科親湯温泉は、歴史と思索と安らぎの宝庫です。
当社は、長野県の蓼科(茅野市)と上諏訪(諏訪市)で3軒の温泉宿を経営しております。“蓼科を全国に示す嚆矢(こうし)となる”を企業ミッションの一つに据え、名実ともに地域を守る企業となるべく経営を行っております。バブル崩壊後の蓼科において、生え抜きの主たる企業は宿泊業では弊社しかなく、僭越ですが弊社の存在は地域そのものであるとも考えております。
■2020年からのコロナ禍であっても個人客中心の経営が功を奏し奮闘しております。3店舗共、地域に根ざしたブランド戦略が効果的に機能し、一貫性を持った店舗運営が出来ていたからと考えております。一人の人員整理もする事なくコロナ禍を経営しております。
■組織運営の指標である離職率が、毎年8%~10%と業種平均30%(厚生労働省調べ)に比べ低いのは、1999年より組織運営に力を注ぎノウハウの蓄積に勤しんだ結果でもあります。
■現在弊社の社長は、蓼科観光協会会長、蓼科温泉旅館組合組合長、茅野市まちづくり推進機構理事、地域おこし会社(帰ってきた蓼科株式会社)取締役を務め、地域観光業全体の要の役割も担っております。